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【株式会社かりゆし】沖縄の心とホスピタリティを世界へ。元客室乗務員の社長が挑む、人を大切にするホテル経営

2026年08月25日

株式会社かりゆし

【株式会社かりゆし】沖縄の心とホスピタリティを世界へ。元客室乗務員の社長が挑む、人を大切にするホテル経営

株式会社かりゆしは、1962年の創業以来、沖縄県内で「沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ」をはじめとする複数のリゾートホテルや都市型ホテルを展開している企業です。外資系や県外資本が多く参入する沖縄のホテル業界において、純粋な地元資本として地域に根ざし、沖縄の豊かな自然や独自の文化を国内外に発信し続けています。60年以上の歴史に裏打ちされたホスピタリティと、時代の変化に合わせたデジタルトランスフォーメーション(DX)などを融合させ、お客様に「幸せと癒しと感動」を提供する新しいリゾートの形を追求し続けています。

客室乗務員からの転身。コロナ禍が結んだかりゆしとのご縁

私が株式会社かりゆしの代表取締役に就任したのは、今から約1年前のことです。実は私のこれまでのキャリアは、ホテル業界ではなく航空業界にありました。沖縄で幼少期を過ごした後、進学のために上京し、20歳の時に日本航空(JAL)へ客室乗務員として入社いたしました。客室乗務員は華やかなサービス要員というイメージを持たれがちですが、第一の職務は乗客の命を守る「保安要員」です。毎年厳しい試験をクリアしながら乗務を続け、後半の十数年間は管理職として、最大400名ほどの客室乗務員のマネジメントやキャリア形成の支援に携わってまいりました。

私の人生に大きな転機をもたらしたのは、皮肉にも新型コロナウイルスの世界的流行でした。当時、航空業界は国際線を含めて運航が縮小され、かつてない大打撃を受けました。その際、会社は社員を守り雇用を維持するため、また、出向することで外部知見を得、成長を促し、社会貢献にもつなげるために、様々な企業へ社員を出向させる決断を下しました。その出向先の一つが、私の故郷である沖縄に拠点を置く「株式会社かりゆし」でした。私は人財育成の担当として、2年間限定でかりゆしへ赴任することになったのです。客室乗務員としての接客ノウハウやマネジメント経験を、異業種であるホテル業界でいかに活かせるかという、私にとって全く新しい挑戦の始まりでした。

出向期間の2年間で、かりゆしで働く素晴らしい従業員たちと深い関係性を築き、組織の意識改革などにも取り組ませていただきました。約束の2年が経過した後は一度JALへ戻りましたが、定年退職を迎えるタイミングで、かりゆし側から「戻ってきてほしい」という非常に光栄なお声がけをいただきました。自分のルーツである沖縄の企業に恩返しができ、私を必要としてくれる場所があるのなら全力でお役に立ちたいと強く思い、社長として再びこの地に戻る決意をいたしました。コロナ禍という未曾有の危機がなければ、現在の私は存在しなかったと確信しております。

取材担当者(東島愛菜)の感想

JALの客室乗務員として定年まで勤め上げられた素晴らしいキャリアから、コロナ禍をきっかけに全く異なるホテル業界の社長へ転身されたというダイナミックな経歴に圧倒されました!私は「ご縁」や「直感」を大切にするタイプなのですが、親泊社長のように、予期せぬ困難な状況であっても、そこで出会った人々との繋がりを大切にし、自身の経験を惜しみなく提供する姿勢が、次の大きなキャリアへと繋がるのだと深く学びました。

取材担当者(東島愛菜)の感想

地元資本だからこその使命。「人」を繋ぎ、ベクトルを合わせる経営

沖縄のホテル業界は、県外の大型チェーンや外資系企業が多数参入しており、競争が非常に激しい環境にあります。そうした中で、当社は沖縄発祥の純粋な「地元資本」として、60年以上の歴史を刻んできました。巨大な資本力を持つ外部企業とは異なり、コロナ禍で観光客が激減した際の経営的な苦痛は筆舌に尽くしがたいものがありました。しかし、私たちは沖縄の地で生まれ育った企業として、決して歩みを止めるわけにはいきません。これまでに抱えた課題を一つひとつクリアしながら、企業としての基盤を強固にし、従業員の生活を守り抜くという強い使命感を持って経営にあたっております。

経営者という立場になって改めて痛感しているのは、「売上を最大に、経費を最小に」というビジネスの基本原則の難しさです。従業員の待遇を改善したい、お客様により質の高いサービスを提供したいとどれほど強く願っても、それを実現するための「収益」がなければ絵に描いた餅になってしまいます。いかにして無駄な経費を削減し、限られた資源の中で最大の収益を生み出していくのか。日々のデータ分析や戦略の立案、そして実行と検証の繰り返しという、非常に緻密で泥臭い作業の連続が経営のリアルな姿です。

そして、その戦略を実行に移す上で最も重要なのが「理念の共有」です。会社には様々な価値観を持つ多様な人財が集まっています。個人の多様性を尊重することは当然ですが、それぞれが違う方向を向いていては、組織として大きな力を発揮することはできません。「私たちが何を目指し、社会にどのような価値を提供していくのか」という明確な理念を示し、共感する仲間を増やしていくこと。そして、全従業員のベクトルを一つの大きな目標に向かって合わせ続けることが、経営トップである私の最大の役割であると考えております。

取材担当者(東島愛菜)の感想

「売上を最大に、経費を最小に」という原則は、従業員の幸せやより良いサービスを実現するための「手段」として収益が必要不可欠なのだというお話に、非常に説得力を感じました。また、多様な人材のベクトルを一つに合わせるというリーダーの役割は、私が所属する学生団体GOATの活動においても全く同じことが言えます。トップダウンで指示を出すのではなく、理念への「共感」を通じて組織を動かしていく姿勢を見習いたいです。

取材担当者(東島愛菜)の感想

AI・DXの活用と、沖縄の自然とホテルを愛する「求める人財」像

経営の効率化を図る上で、現代のビジネスにおいてDX(デジタルトランスフォーメーション)やAIの活用は避けて通れません。当社におきましても、資料作成のサポートや情報収集などにAIを活用しているほか、客室清掃の現場において画期的なシステムの導入を行いました。従来は紙や電話で行っていた清掃状況の確認や引き継ぎ業務をデジタル化し、スタッフがタブレットを利用することで、リアルタイムでの情報共有を可能にしました。こうした取り組みは沖縄県内のホテル業界でも先駆的な事例として注目されており、業務の効率化とサービス品質の向上に大きく貢献しています。

しかし、どれほどAIやデジタル技術が進化し、業務が効率化されたとしても、企業活動の根幹を成すのは「人」です。ホテル業は究極のサービス業であり、お客様に直接関わり、心からのホスピタリティを提供できるのは人間の温もりしかありません。最新のシステムはあくまで人間をサポートするためのツールであり、最終的に価値を生み出すのは、従業員一人ひとりの「お客様を喜ばせたい」という情熱とやりがいなのだと確信しております。

そのため、当社が求めているのは、何よりも「かりゆしというホテルと、沖縄の魅力を愛してくれる人財」です。当社はプライベートビーチや豊かな森など、沖縄の素晴らしい自然環境を有しています。この歴史あるホテルに誇りを持ち、他にはない沖縄ならではの温かいホスピタリティを国内外のお客様に提供したいと心から願う方。そして、お客様に幸せや癒しをお届けする仕事を通じて、自分自身も幸せを感じ、ワクワクしながら新しい価値の創造に挑戦できる前向きな方と、ぜひ一緒に働きたいと考えております。

取材担当者(東島愛菜)の感想

客室清掃のスタッフにタブレットを導入し、リアルタイムで情報を共有するという最新のDXの取り組みにとても驚きました!伝統あるホテルでありながら、新しいテクノロジーを柔軟に取り入れる姿勢が素晴らしいです。そして、どれだけ技術が発達しても、最後にお客様を笑顔にするのは「人の温もり」であるという言葉に深く共感しました。人の想いやホスピタリティこそが、AIには絶対に代替できない最大の価値なのだと改めて感じました。

取材担当者(東島愛菜)の感想

就活生へのメッセージ。「自律型姿勢」でピンチをチャンスに変える

これから社会に出る就職活動生の皆さんにお伝えしたいことが2つあります。1つ目は、「自分の好きなこと、興味のあることを見つける努力をしてほしい」ということです。私自身、学生時代に英語が好きで、そこから「客室乗務員になる」という明確な目標を持ち、それに向かって一直線に努力を重ねました。結果として、心からなりたいと思える職業に就き、最後まで情熱を持って勤め上げることができたのは、私の人生における最高の財産です。皆さんも、自分の心が何にワクワクするのかに敏感になり、好きなことに対して勇気を持ってチャレンジする気持ちをどうか忘れないでください。

2つ目は、私がJAL時代から部下たちに伝え続けてきた「自律型姿勢」という考え方です。人間は無意識のままでいると、困難やピンチに直面した際、つい他責にしてしまう「依存型」になりがちです。「なぜこんなことになったのか」「誰かが解決してくれないか」と矢印を外に向けてしまうと、不満ばかりが募り、負の連鎖に陥ってしまいます。そうではなく、何か困ったことが起きた時に、「これは自分が成長するためのチャンスかもしれない」「今の自分に何ができるだろうか」と、矢印を自分自身に向ける「自律型」の思考を持つことが極めて重要です。

ピンチを自分事として捉え、自らの意志で解決に向けて行動を起こすことができれば、そこに必ず「やる気」が生まれます。そして、その困難を乗り越えた先には、圧倒的な自己成長と、他では得られない達成感や充実感が待っているはずです。長い人生や社会人生活の中では、予期せぬ困難が必ず訪れます。そんな時こそ、この「自律型姿勢」を思い出し、ピンチをポジティブな転換点として捉え直してみてください。皆さんのこれからの人生が、前向きな挑戦と豊かな喜びに満ちたものになることを心より応援しております。

取材担当者(東島愛菜)の感想

「依存型」と「自律型姿勢」のお話は、就職活動に限らず、これからの人生を歩む上で最も大切にすべき教訓だと感じました。問題が起きた時に環境や他人のせいにするのは簡単ですが、それでは何も解決せず、自分も成長できません。常に「自分に何ができるか」を問いかけ、ピンチを成長のチャンスに変換できる強さを身につけたいです。残りの学生生活では、失敗を恐れずに様々なことに挑戦し、自分の心がワクワクする「大好きなこと」を仕事に繋げていけるよう、前向きに行動し続けたいと思います。

取材担当者(東島愛菜)の感想