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7人で年商3億円を実現する水泳専門企業ニューレヴェル社長が語る「オンリーワン戦略」と自己責任の哲学

2026年05月08日

株式会社 ニューレヴェル

7人で年商3億円を実現する水泳専門企業ニューレヴェル社長が語る「オンリーワン戦略」と自己責任の哲学

株式会社ニューレヴェルは、水泳競技に特化した商品を幅広く扱う企業です。競泳・水球・アーティスティックスイミングなどの選手向け物販、スイミングクラブへの物品卸し、EC事業の3つを柱に展開。MIZUNO、arena、speedoなど大手ブランドの正規販売に加え、オリジナルのメッシュキャップや独自開発商品も手掛けています。従業員わずか7〜8名で年商約3億円を達成する少数精鋭企業です。

少数精鋭で年商3億円を実現する組織の仕組み

私たちは水泳に関する商品を幅広く扱っており、全国のスイミングクラブの水着やキャップを供給し、コースロープからプールに沈んでいる台のような備品まで、プールに関するものは全て手掛けています。会社全体でアルバイトも含めて7人か8人という少ない人数で、年商約3億円を回しています。

うちの会社はみんなフラットで、特に上も下もなく、みんながそれぞれ独立してその事業、その仕事をやっています。同じ目的に対して、自分のやること、やれること、やりたいことをやっていく、つまり自立している組織です。

自分たちのオリジナルのものを作ったり、既存のものにプリントしたりする方が利益率が上がり、付加価値をつけられます。例えば、プールで被るメッシュキャップは私たちでデザインしたものをプリントして販売しており、年間で3万枚ほど売れています。

取材担当者(石嵜渉)の感想

少数精鋭で大きな売上を実現する秘訣は、フラットな組織と各自の自立にあります。就活生の皆さんも、与えられた仕事をこなすだけでなく、自分で考え行動する姿勢が求められる時代です。この組織形態は、これからの働き方のヒントになるでしょう。

取材担当者(石嵜渉)の感想

大手ブランドの壁を破る「アート」と「オンリーワン」戦略

水泳業界は、ミズノやアリーナといった有名ブランドが長年やってきており、新しく入り込んでいくのは難しいことです。競技人口が少ないニッチな業界であるため、自分たちのブランドだけでやっていこうとすると広告宣伝費が相当必要になります。

既存のデザインがマイナーチェンジばかりの業界のなかで、私たちはアナログやオンリーワンという独自性を追求しています。オリジナルのブランドは、中学の同級生で昔一緒にバンドをやっていた友人と、アーティスト社員という形で一緒に創造しています。彼のデザインは特殊で、全て手書きのアナログアートです。

大会会場では、彼を呼んでペイントサービスを展開しています。購入してくれたお客さんのビート板やバッグに、マッキーでアナログでペイントをし、選手の名前を入れてあげます。物に彼のアートと自分の名前が入ることで、そのグッズに新たな命が吹き込まれ、物を大事にするというカルチャーが生まれます。

取材担当者(石嵜渉)の感想

巨大ブランドが支配する市場で、アナログなアートを融合させて差別化を図る戦略は、自身の強みを掛け合わせる発想そのものです。就活生が「市場価値の作り方」を考える上で、非常に参考になる視点ではないでしょうか。

取材担当者(石嵜渉)の感想

社会課題を解決する独自製品開発への挑戦

競技選手が着る高速水着は、男子3万円、女子5万円と高額ですが消耗品です。お金のある家はどんどん新しい水着を買えますが、貧富の差が競技の差に出てはいけないと強く感じていました。そこで、撥水を復活させる液体「リボーン」を開発しました。

もう一つの商品「エヴァースリックスプレー」は、パラリンピックに出る障害者の方たちの声から生まれました。「一人で水着を着たことがないのよね」という、故成田真由美選手の声がきっかけです。手足に障害がある方など、一人で着るのが大変なきつい水着を、スプレーを使うと5分ほどで着られるようになります。

リボーンの販売数は年間約5000本で、競技人口約5万人の中でまだ1割ほどしか浸透していません。この部分を年間で3倍ほどにしたいというのが目標です。

取材担当者(石嵜渉)の感想

経営課題と社会課題を同時に解決する商品開発は、ビジネスの本質を示しています。利益追求だけでなく、より良いスポーツ環境の実現を目指す姿勢は、就活生が仕事選びで大切にすべき視点を教えてくれます。

取材担当者(石嵜渉)の感想

若者へのメッセージ:自分の声を聞き、全てを自己責任とせよ

私は元々、人と違うことをやりたいという思いが昔からありました。人がやりたがらないこと、嫌がることをあえて自分でやりに行き、それを楽しもうと思ってやってきました。そうすると、結果的に自分のポジションが上がっていったり、お客さんから認められたり、仕事がうまくいきました。

学生の皆さんへのアドバイスとしては、とにかく「自分に正直でいること」が一番です。大人はああだこうだ言うものですが、まずは自分の声を聞き、自分が何をやりたいか、好きなことは何なのかというところに集中するべきです。

自分で決めたこと、熱量のあるものに対しては、もう全部自分のせいだと腹をくくることです。何をやってもいいけれども、人のせいにしないこと。意地を張らずに、困ったら困った、助けて欲しいと素直に周りに話す。嘘をつかない、素直になるということを続けていくと、きっと何でもできるようになります。

求める人物像としては、水泳が好きで、自分で考えて動ける方を歓迎しています。指示を待つのではなく、自ら課題を見つけて解決に向けて行動できる自立した人材、そして何より水泳業界をより良くしたいという熱意を持った方と一緒に働きたいと考えています。

取材担当者(石嵜渉)の感想

情報過多な現代において、「沈黙して自分の声を聞く」というアドバイスは貴重です。自己責任の覚悟を持ちながらも、素直に助けを求められる姿勢こそが、成長への近道なのだと学びました。

取材担当者(石嵜渉)の感想